保険診療と自費診療の違い

保険診療では、お口全体の診査、レントゲン診査、虫歯、歯周病の治療、保険適応の金属の被せもの、プラスチック材料の詰め物、保険適応の取り外し式の入れ歯、虫歯・歯周病の予防及び進行停止のためのブラッシング指導と歯石除去、歯の着色除去のクリーニング、痛みがでた際の神経の治療、抜歯やその他の外科手術、投薬等を行うことができます。つまり、お口のほとんどの病気や障害に対して基本的治療が網羅されています。ただし、現状の歯科保険制度では、治療法と材料の選択肢が狭いため、歯の状況によっては適切な治療ができない場合があります。また、十分な治療時間をかけて精密な治療を行える体制にはなっておりません。そのため、保険診療で十分時間をかけて治療してくれる良心的な歯科医院では、採算を度外視している部分も多いのです。現実には、一般的な保険診療主体の歯科医院では、多くの患者さんを診なければ経営が成り立たたないため、結果的に正確な治療ができず十分な治療効果が出ないことが多いようです。

一方、自費診療では、保険の枠を離れ予防にも治療にも充分時間をかけることができるため、より安全で正確な治療が行なえ満足できる治療効果が期待できます。また、保険診療では抜かざるを得ない歯でも保険外の技術を使って抜かずに助けることもできます。さらに、最新の技術を駆使しお口にぴったり合って、快適に食べることができ、審美性(見た目がきれい)も満足できるクラウン(被せもの・差し歯)、ブリッジ、入れ歯(総入れ歯、部分入れ歯)を作ることができ、新井歯科の場合は、長期間の保証もついています。その他に、自費診療では保険で使えない新しい材料を使った最新歯科医療を受けることができます。

以上挙げたように自費診療は、①治療時間を十分取れ正確な治療ができる、②保険外の特殊技術、③保険外の材料、④快適性・審美性の獲得、⑤治療効果の保証期間が長い、という5つにまとめることができます。ここで、誤解していただきたくないのは、自費診療だから質の高い治療が受けられるわけではなく、治療の質の高さは、あくまでも歯科医師の技術力、つまり「経験と腕」にかかっているということです。結局は、患者さんの「歯医者選び」が大切ということになります。

ところで、患者さんの中には自費診療の料金が口の中に入る差し歯や入れ歯という品物の代金と思っている方が未だに多いようです。そもそも、歯科医療は、品物を売っているわけではありません。入れ歯や差し歯にかかる材料費はわずかなものです。自費診療の料金のほとんどは、最新技術の技術料とその技術を精密に行うために費やされる莫大な時間に対しての対価なのです。自費診療で理想的で完璧な治療をする場合、例えば、歯が無い所が何カ所もあり、残っている歯は虫歯や歯周病に罹っていて歯並びも悪い患者さんが口の中の病気を治し、何でもよく食べられ、口元の見かけも美しくするためには、治療期間が1年半から3年ほど掛かります。その治療期間のほとんどは、最後に入る綺麗な差し歯や入れ歯のための基礎治療なのです。長い基礎治療が終わり最後にようやく美しく、快適な差し歯や入れ歯が入って治療が終了するのです。つまり、自費診療料金は、「十分時間をかけた正確な基礎治療(保険で出来ない治療を含む)+体に害のない最高品質の材料+歯科医師と歯科技工士の高度な総合技術力+長期保証」ということになります。新井歯科では、自費診療はもちろんですが、保険診療においても十分な時間をかけて安心・安全・正確な治療を行っていますのでご安心ください。新井歯科の治療を体験すれば、きっと治療レベルの違いが分かるでしょう!