当院の新型コロナウィルス感染症対策

当院では日本歯科医師会の感染症ガイドライン「 新たな感染症を踏まえた歯科診療ガイドライン(令和2年8月)」に則って診療にあたっております。私たち医療従事者は、毎日の朝の検温を行い体調の異常がないか確認しております。また、スタッフ全員が歯科用手指消毒用洗剤による頻繁な手洗いを行いサージカルマスクおよびグローブを着用して診療および雑務にあたっております。入り口の自動ドアは開放のままにしてのれんを掛けてあり待合室は窓を開けて診療室奥のスタッフルームの窓も開放して診療室の空気の流れをよくして十分に換気されるように配慮しております。さらに、待合室と診療室に3台の換気扇があり、奥のスタッフルームにも2台の換気扇を取り付けて換気を行なっております。待合室と受付との間にはビニールシートの設置をいち早く取り入れ会話による飛沫とエアロゾルの遮断により患者様と安心して対面で会話できるように配慮しております。また、待合室には患者様1名だけお待ちしていただき他の患者様と同席しないように予約時間をずらすことと診療台へ誘導するタイミングを配慮することでソーシャルディスタンスを保つことを徹底しております。診療予約も調整して1日の患者数を少なく抑えていますので患者様にはご迷惑おかけしておりますがご理解のほどよろしくお願いいたします。

接触感染予防としては、入り口から入って診療台に座るまでどこも手で触らないで済むようにしております。そのため、トイレのドアも開けたままにしてありますので使用する時だけ閉めてください。その際、トイレの内側のノブは触らざるを得ませんがトイレから出たらアルコール消毒していただけると安心かと存じます。また、待合室には接触感染防止のため雑誌、本は撤去させていただいております。患者様に必要なパンフレットや印刷物はこちらからお渡しするようにしております。

患者様の治療に関しては、初めに体調は良好か、特に変わったことはないかを確認してから非接触型体温計を使用して体温測定を行い、ポピドンヨード消毒液による含嗽(口、喉のうがい)をしていただき口の中を消毒してから治療に入ります。これは、舌、歯肉、喉に新型コロナウィルスが感染しやすく、唾液中にウィルスが多く存在しているためポピドンヨードの含嗽によるウィルスを不活化を期待した飛沫感染対策のために行っております。また、患者様にかける診療用エプロンはディスポーザブル(使い捨て)のものを使い、タオルも患者様ごとに交換しております。診療器具は、患者様ごとに消毒・滅菌したものをパッキングして使用しております。歯科医師および歯科衛生士は、患者様の飛沫が拡散する治療においてはサージカルマスク、ゴーグル、フェイスシールド、グローブを着用して治療にあたります。患者様の飛沫が拡散しない治療の場合は、マスク、ゴーグルの上からフェイスシールドを装着すると呼吸によりかなりシールド内が暑くなりゴーグルも曇ったりするためフェイスシールドを装着しない場合もありますが、マスクとゴーグルをして飛沫は飛ばないのでご安心ください。また、私たち医療者および患者様が診療台を触るところには、全てラッピングして直接触らないようにして患者様ごとにラッピングを交換しさらに消毒液を噴霧して診療台を清拭してから次の患者様を診療台に誘導しております。当院は3台の診療台がありますが、各診療台との間にパーテーション(しきい)を置いて隣の患者様の治療や会話による飛沫を遮断しております。

以上述べたように、いわゆる3密(密閉・密集・密接)を徹底的に避けて安心して患者様に診療を受けていただけるように努力しております。患者様から見て気になることがございましたら遠慮なくご指摘していただけると幸いです。

2020年12月に入り寒さが厳しくなってきましたが、玄関を開けたまま換気しているため待合室が非常に寒くなります。そのため、最新型の強力な大型電気ストーブを設置しました。もちろん、待合室の暖房もつけて待合室の寒さをしのいでいただいております。また、患者様の体温測定を現在使用している非接触型体温型の他に顔認証サーモグラフィーカメラを待合室に設置して当院のスタッフの労力を少しでも軽減できるようにしました。